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ヴェラ・ドレイク [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, ドルビー, 色 |
コントリビュータ | イメルダ・スタウントン, マイク・リー, アレックス・ケリー, ダニエル・メイズ, ジム・ブロードベント, フィル・デイヴィス, エイドリアン・スカーボロー |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 4 分 |
商品の説明
Amazonより
「秘密と嘘」などで知られるマイク・リー監督の新作。1950年代のイギリス。明るい働き者で一家の母。気だての良いヴェラ・ドレイクには秘密があった。望まない妊娠をしてしまった女性たちの堕胎の世話をしていたのだ。しかし当時のイギリスでは、人工的な妊娠中絶は法律で禁じられていた。ある事件がきっかけでヴェラの秘密は白日の下に晒され、彼女自身も裁判にかけられてしまう。
リー監督の演出手法は変わっている。俳優たちに手渡されるのは、自分の出番のシナリオだけ。彼らは何回も繰り返されるリハーサルを通して、自分の役がいかなる人生を歩んできたかを考え、それに裏打ちされた演技を求められる。俳優としてではなく、登場人物としての発想と手段で、リーの創作したドラマを進めることを要求されるのだ。「ヴェラ・ドレイク」におけるヴェラ役=イメルダ・スタウントンは、50年前のイギリス女性になりきり、その善意から行った行為が裁かれるという難しい役柄を自分のものにした。「ヴェラ・ドレイク」での彼女の姿が感涙を誘うのは、単に演技が上手だからではなく、その立ち居振る舞い、リアクション、すべてがヴェラであるという説得力を醸し出していたからだ。傑作。(斉藤守彦)
レビュー
1950年のイギリス、労働者階級の人々が暮らす街は重く湿った空気の中に沈んでいる。そんな下町を明るくしているのが、ヴェラ・ドレイクという世話焼きのおばさん。小動物のようによく動き、家族や近所の人々を励まして回る、人望の厚い彼女――が、ある日突然逮捕され、投獄される。彼女は、家族にも内緒で、非合法の堕胎行為を繰り返していたのだ。“困っている人を助けたい”一心での行動だったが、当時、中絶は重罪。突然“犯罪者”となった彼女と、家族との軋轢、そして滲み出てくる信頼や理解。法律より深い部分にある“絆”を感じさせて美しい。挿話として、抜け道のように存在していた上流階級の中絶も描かれる。何が善で何が悪かを考える契機に。 (吉田正太) --- 2006年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: サイモン・チャニング=ウィリアムズ/アラン・サルド 監督・脚本: マイク・リー 撮影: ディック・ホープ 出演: イメルダ・スタウントン/フィル・デイヴィス/ダニエル・メイズ/アレックス・ケリー/ジム・ブロードベンド
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4527427652965
- 監督 : マイク・リー
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ドルビー, 色
- 時間 : 2 時間 4 分
- 発売日 : 2006/2/24
- 出演 : イメルダ・スタウントン, フィル・デイヴィス, ダニエル・メイズ, アレックス・ケリー, エイドリアン・スカーボロー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B000DZV6U0
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,229位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 14,346位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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1861年(!)発効の人身保護法により
英国では堕胎(中絶)は禁じられていた。
100年弱経過した1950年代でも有効であった。
妊娠したのに、産むことができない労働者
階級のムスメたちは
つてをたどって 自宅で
裏手術(手術と呼べるのか?)を受けていた。
斡旋するミドルクラスとおもわれる
女性ブローカーが複数いて、
相当な金額を要求される。
実際に無報酬で作業をおこなうのは、ベラ。
彼女自身も父親を知らない。
優しい夫と 足るを知る といった感じの住まいに子供2人。
暖かい家庭である。
家政婦の仕事の合間に
子供時代からの知り合い(斡旋者)に
カフェで住所を書いたメモを渡され、指定日に
まるで、家事のヘルプをするがのごとく
でかけていく。彼女にとって、女性たちを「救う」
使命で行い続けた行為だったのである。
cheese grater と シリンジ(注入器) だけをたよりに
施術をおこなうベラは よりによって娘の婚約
パーティの日に逮捕されてしまう。
高校生くらいから
性教育の教材として
使えそうな映画である
(ただ長い〜130数分の長尺)。
役者さんたちは
この映画に出るために生まれてきたような
自然さ。 家族の絆をも感じさせる。
ベラは夫から ダイヤにたとえられるような
優しい心の持ち主で とても勤勉。
罰せられるべきは別にいる。
それを声高に言わない、地味な名作。
裁判場面もなかなか印象的。
違法な堕胎への認識の厳しさなんて、この映画を始終見れば中学生だって簡単にわかる。マイク・リーの即興で作られる世界観のベース、つまり基礎のあらすじを述べているだけであって伝えたいことはそんなところではないと思う。
ヴェラが堕胎をしてやった女の中には、子供が多くなりすぎてもう養えないという貧しい母親や、レイプされた女などもいます。
今の時代の考え方からすれば、ヴェラのしたことは無免許であるということ以外そう悪いことではないように思えます。(リスクはあっても)
実際、避妊もそう発達していなかった時代で、望まぬ妊娠というのは数多くあったでしょう。
それなのに法では一方的に禁止し、保護は一切ありません。
優しくとて弱い人間であり、ただ人を助けたかっただけのヴェラが裁判にかけられる姿はとても悲しいです!
ただ普通に見ると、一見不条理な時代を描いたかのように思えるこの映画ですが、
この映画を作った人は「中絶反対なんじゃ・・?」と感じる人も多いと思います。
それは話の流れなどで多々感じられるものであり、
そういう意味では、なんだかとても、安易な性交や妊娠が一般化した“現代において意味深な映画”だな…と。
人のいい母親を愛していた夫や家族たちの真相を知った後のそれぞれの心情や態度も、実にみものです。
デリケートな問題を扱いつつ、時代の非情や、人物たちの表情を繊細に描いてる素晴らしい映画でした。
ただ、やはり中絶問題の話ですから、それなりの興味がないと、ストーリーとしては面白みを感じられないかもしれません。
商品も不具合なく満足のいく状態で、十分鑑賞し、楽しめました。
主演のイメルダ・スタウトンはじめ役者さんたち全員が、演技というよりも本当にこんな人達なのでは?と、思うくらいその役にぴったりはまっています。 エセル役のアレックス・ケリーなどは本当にイメルダの娘なのではないかと思えるくらい雰囲気が似ています。 役作りとはこういうことなんだ!と感嘆してしまいました。 ただ、あれだけのことを敢行してしまったヴェラの行動の動機(過去)はなんだったのかがいまいち不明なのですが(劇中ではそれに端的に触れている箇所がありますが、はっきりした回答は与えられていません)、監督はこれで良しと言い切っているので、そこは割り切って見るべきなのでしょう。
私がこの作品で特に印象深かったのは、お祝いの席に警官がやって来たときのヴェラの顔のクローズ・アップなのですが、特典のイメルダ・スタウトンへのインタビューによると、この場面は、もともとパーティのシーンだけの撮影だと思っていたところに警官がやって来て、そのとき99.9%ヴェラになりきっていたスタウトンは、本当に頭の中が真っ白になってしまい、そこを撮られてしまったのだと言っています。 本当にそんなことがー?と、疑ってしまうのですが、それぐらい印象的なショットである事は事実。 なにはともあれ、一見の価値ありの名作だと思います。
演技を越えたようなリアリティ、
その存在感、ただ者ではなかった。
自然な人間像、リアルな生活感、
作り物の世界とは思えなかった。
善意でしたことが罪に問われてしまう。
もし私がヴェラだったら、
きっと同じ過ちを犯したと思う。
最後に家族が示す、彼女への理解か゛
この物語の救いに思えた。
キリスト教のこと、人工中絶のこと、
いろいろ考えさせられる映画だった。